免疫力を高めるには

免疫力を高めるには?

免疫は私たちの体を守ってくれる重要な仕組みです。
免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなったりするだけでなく、がんなどの病気を発症するリスクも増えてしまいます。
免疫力を高めるために、どんな食事をすれば良いでしょう
発酵食品と食物繊維は、体内の免疫が多く存在するといわれる腸の環境を整えるのに不可欠なものです。たんぱく質やビタミン、ミネラル類は免疫細胞を産生したり活動を活性化するのに必要です。
腸内細菌のバランスを整えるヨーグルト、漬け物、味噌、オリゴ糖などです。
もちろんこれらの栄養素が、健康的な生活に直結することはいうまでもありません。
それ以外にも、自分の平熱を知ることです。「体温が1度下がると免疫力も大きく下がる」といわれています。平熱が36度を切る人は、免疫力が低くなっているおそれがあります。
それを取り戻す方法の一つが、筋肉をつけることです。運動をしていない状態でも、筋肉は常にエネルギーを代謝して熱を作っています。最近の研究では、筋肉を使った運動で分泌される生理活性物質は、脂肪を分解することで肥満の予防に役立つことがわかっています。
筋肉の減少を防ぐためにはウオーキングより少し負荷のかかる運動を週2~3回続けることがポイントです。
なぜ、体温が上がると免疫力が上がるのでしょうか。
理由の一つが、血流が良くなることです。血液の中には当然、免疫を担当する細胞が集まっている白血球があります。白血球が体中のすみずみを巡ることで、免疫力が発揮されるからです。もう一つの理由が酵素の活性化です。食べ物の消化吸収や細胞の新陳代謝などで活躍するのが酵素で、私たちが生きていくために必須です。そんな重要な酵素ですが、一番活性が高まる体温が37度前後といわれているのです。
1日1回体温を測定して自分の平熱を把握することも重要といえるでしょう。

必要な栄養素はサプリメントなどに頼りすぎるのではなく、毎日の食事で旬の野菜や魚類を摂取することが望ましいことです。どの食材が有効かということにこだわりすぎず、
楽しく食事をし、そして筋肉をつけて免疫力アップにつなげましょう。

オムロンより